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流通拠点オランダにみる 欧州マーケット開拓・第一歩

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3. オランダの展示会MONO JAPAN

欧州で日本プロダクトに特化した展示・即売会

2016年よりオランダの首都アムステルダムにて日本商品限定の展示・即売会としてスタート。1月末に開催のメゾン・エ・オブジェと2月中旬のアンビエンテの間に、地理的にも中間地点であるオランダにて開催しており、日本からの出展メーカーにとって効率よく利用ができる。

会期中には商品の販売も可能なため、市場調査としての精度も高い。現地在住歴が長く、欧州市場を知る日本人運営チームが、欧州マーケットにマッチするプロダクトや出展メーカーを丁寧にキュレーション。輸送や税制、価格設定など複雑さのある実務的な部分への細やかな日本語でのサポートを行っている。

来場者は、オランダのディストリビューターやショップに加え、ベルギー、フランス、ドイツ、スイス、イギリスなど、近隣諸国からのバイヤーが多数。メルシーなどの市場を牽引するバイヤーも足を運んでいる。

一般ファン層の質が高いことでも定評があり、文化教養度の高いオーディエンス、博物館スタッフやクリエイターら、オランダの文化関係者には特にファンが多い。

ロイドホテルというデザインホテルが会場となり、客室が展示スペースとなっている。

客室は様々に異なるしつらえで、出展メーカーにとっては、低コストでアーティスティックな展示の展開が可能となるのも魅力の一つ。デザイン性の質を維持し、物産展にはならない、美意識のある場作りが実現している。

2018年2月に第3回目を開催、2016年には18組、2017年には26組、2018年には16組のメーカーが出展。過去3年で欧州に深く浸透し“売れる展示会”として定着してきた。

日本の産地とオランダ他欧州のクリエイターの協業プロジェクトも行い、MONO JAPANブランド商品も開発している。オンラインショップも開設し、欧州の日本ファンにとってこれまで年に一度きりの商品購入の機会であったのが、展示会後も継続的に商品を購入できるようになった。

次回は2019年2月1〜3日の開催。新たにテーブルのみの手軽な出展方法や、商品の参加で運営チームが販売を行う出展方法を始める他、日本酒バーを開設して日本酒メーカーの出展も受け付けるなど、欧州市場でのテストマーケティング機会として拡充を図っている。

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