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流通拠点オランダにみる 欧州マーケット開拓・第一歩

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2. オランダ、新たに注目される欧州拠点

九州とほぼ同サイズの小国ながら魅力が選ばれる理由

・立地の良い欧州の流通拠点

北部、西部は北海に面し、東にドイツ、南にベルギー、その背後にフランスが控え、北海の向こうにはイギリス。歴史的に交易で栄えたこの国は、欧州第1位の港湾取扱貨物量を誇る貿易港のロッテルダム(第2位のアントワープの倍以上で、通称「ユーロポート」と呼ばれる)があり、陸路も大変整備されている。

・英語が通じ、現地での基盤作りが楽

小国でドイツやイギリス、フランスといった強国に囲まれていることから、伝統的にオランダ人は近隣諸国の言語にも長けている。また歴史的に多様な人種を外国から受け入れてきたことから、英語が公用語と言えるほど通じる国。海外の企業にとって、オランダでの拠点設立時に発生する会社登録やスタッフの現地駐在などが、他国に比べて圧倒的に楽で容易である。

・英国のEU離脱⇨国際企業が移転、富裕層マーケットの拡大と好景気

ロンドンなどに欧州拠点を置いていた国際企業が英国のEU脱退によりオランダに欧州拠点を移している。これにより質素堅実と言われたオランダの消費傾向に変化、外食の流行、若年の富裕層も拡大、さらにアート市場の好況化など、消費傾向に変化が起こっている。

・国際色豊かで近隣諸国や世界の他の地域へも情報発信力がある

アムステルダムは200人種が住む国際都市。各大陸からの人々が住むため、各言語を網羅したウェブサイト作りや多様な人種を対象とした市場調査なども可能な街。彼らが各言語でSNSなどのメディア発信を行うことで、自然発生的に情報が他言語で世界中に拡散されている。

Eコマース、キャッシュレス、SNSマーケティングやショッピング・・・
効率化し研究されたオンラインビジネスが活発な国

高齢者までがネットを使いこなすオランダでは、多くの購買活動はネットで行われ、Eコマースサイトの消費者動向などの研究が進んでいる。決済は銀行のカードでキャッシュレスで行われ、決済端末機器はネット上で売上管理が容易にでき、購入者情報はマーケティングリストに自動で組み込まれる。これらはオランダで生まれた技術ではないが、テクノロジーの導入がスピーディーに行われることにかけては欧州でも一二を争う国。

このようなダイナミックでスピーディーなセールス活動を知らないと、海外顧客相手のカスタマーサービスの観点で不利。これらを学ぶことで、各国言語で多様な人種に対面接客する必要性から解放され、言語の問題にも直面せずビジネスのスタートラインにたてる。

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