海外進出ノウハウ

[ 海外出展 ] INSIGHT 04 情報収集・グロースハック

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グロースハックしながら柔軟にいろんな可能性を探る


たとえば「ここの帽子を売ろう」と思ってサイトをつくるじゃないですか。切り口はいろいろありますけど、まずはちょっとふざけたテイストのショップサイトをつくる。でも、全然みんな見てくれなくて反応が悪ければ、そのサイトはすぐ閉める。今度は、同じ見え方だけどデザインをちょっと変えて、「パンダの帽子屋」というサイトをつくってみる。
これはグロースハックといって、IT系の会社がやる手法です。1回進んで行き止まりだったら次の路地に入っていく。当たるまで片っ端から試してみる。

みんな「商品を売る」ことだけを目標にしがちなんですが、でも、たとえば、インドネシアは国内産業を守るために関税が高かったりするので、輸入は厳しい。中国は増値税がありますよね。国によって障壁は違います。そうしたときに、生地や染色などの会社であれば、売ることだけを考えるのではなく、生地をつくるための技術顧問をしてもいいわけです。「商品を売る」ことだけに固執しないで、どんどんリフレーミングしながら可能性を広げたほうがいいと思います。

英語は専門用語がわかればOK
基本の現地語と土地勘も大事です


それから、海外では歩いてみて、街の位置関係や距離感くらいは最低限覚えておいたほうがいい。当たり前ですけど、土地勘がないと商売に影響が出ますよ。たとえば渋谷のお店と取引をしているのに、原宿の社長から連絡が来て、「やりましょう!渋谷とは駅が違うから平気」って言われて、渋谷のお店に確認も取らずに商売を始めたら怒られることもありますよね。そういうことがわからなければダメですから。

これを言うと驚かれるのですが、僕、英語を一度もまともに勉強していないんです。しかも、32歳で初海外でした。いまでもじつは8 割くらいしか相手の英語が聞き取れていません。ただし、「発注書」「輸出証明書」「納期」といったビジネス用語や、業界の専門用語は全部わかります。それだけ覚えれば勝ちなんですよ。通訳もほぼ使いません。

それよりも、最低限、「ありがとう」「すみません」だけは、現地語で暗記していくようにとスタッフに言っています。それから「おいしい」も。それは現地の人たちとごはんを食べに行くときの最低限のマナーなんです。日本でも外国人を食事に連れて行って、帰りに「オイシカッタデス」と言われたら、この人絶対いいやつだ!と思うじゃないですか。

つたない英語でも礼儀正しくフレンドリーに振る舞い、相手を喜ばせることができれば、情報も集まってくるし、こいつから買おうと思ってもらえて、結果的に事業になっていくんです。

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