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これまで外国企業にとり使い勝手のいいタイ投資委員会(BOI)による投資恩典があった。それは投資奨励法第7条6項に規定されている国際貿易センター(ITC)事業(商社事業)に対する恩典だ。しかし、BOIは2018年12月11日、ITCに対する投資奨励の中止を発表。これにより比較的容易な商社認可のルートであるITC認可申請の新規受付が2018年12月12日より廃止されてしまった。

創業80年近くの老舗顕微鏡メーカー 協和光学工業は、戦時統制下にあった1940年(昭和15年)、東京・杉並区で顕微鏡の部品の製造を開始した。終戦後すぐに、細胞や細菌をプレパラート標本にして観察するための生物顕微鏡の完成品を製造するようになり、やがて戦後復興の好景気に乗って、対象物をそのままの形で観察できる実体顕微鏡の分野にも進出。業界内でいち早くステレオ(双眼)顕微鏡の製造に成功すると、日本の大手光学メーカーに続く形で、ステレオズーム顕微鏡を完成させた。その後も新たな技術の習得と研究開発に努め、金属顕微鏡、偏光顕微鏡と扱う光学顕微鏡の種類を次々と増やしていった。 一方、精密機械製造業の検査工程で実体顕微鏡が使われるようになると、同社もこの工業用分野に進出。近年は、半導体の製造現場などでマイクロ単位での加工が求められるようになり、製造工程でも顕微鏡が必要となってきた。そのため、製造装置に組み込むレンズ部分を光学ユニットとして納品する仕事が次第に増えている。同社の顕微鏡は、KYOWAブランドとして、現在も全国の数多くの小中学校の授業などで使われている。しかし、海外製品との価格競争もあって顕微鏡としての売上は徐々に減少しており、今では光学ユニットの売上が、全体の8割程度を占めるまでになっている。

ヤシマは自動車用バッテリーの液口栓(キャップ)を中心に樹脂成形品、各種電池部品を手がけている。2013年1月にタイ進出し、全額出資子会社のTHAI YASHIMAを設立。同年6月から現地で液口栓を主体に電池部品を生産している。 液口栓はプラスチック部品やゴムパッキンなど四つの部品で構成されている。ヤシマは本社工場に完全自動化された24時間無人生産ラインを持ち、タイでも自動化に取り組んでいる。すでに一部自動化を実現しており、プラスチック部品を生産する射出成形機は24時間無人で稼働しているという。 タイでは4月に材料供給、射出成形、製品搬出、保管、梱包(こんぽう)までを一つとした液口栓用製造ラインを1ライン増設し、合計で4ラインとする予定。箕浦裕社長はライン増設で「生産量が3割アップする」とみている。

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